ビタミンB群
改善が期待される効能・効果(個人差あり)
イライラ,うつ気味,情緒不安定,肥満傾向,美肌,目の疲れ,肩こり,痴呆予防,脳の老化防止,口内炎,妊娠中毒症,腰痛,貧血,不眠症
ビタミンB群
ビタミンB群という名称が示すように、ビタミンBはいくつもの種類がある。
共通するのは、いずれも水に溶ける性質(水溶性)を持つため、体内でのストックができないため、食品やサプリメントでこまめに摂取することをおすすめする。
B1はエネルギーとなる糖質の代謝を促し、脳と神経を正常に働かせる作用を持つ。
疲労回復やストレスの緩和、脳の老化防止効果が期待できる。
玄米や押し麦、ゴマなどに含まれているが、現代の食卓では白米をはじめとする精製食品や加工食品を摂ることが多いため、不足しがちなビタミン。
不足するとうつ気味になったり、神経炎を招いたりするおそれがある。
B2は脂肪とタンパク質の代謝にかかわり、また皮膚や粘膜を保護し、肌や爪髪の発育や体全体の抵抗力を強め、成長と生殖を助ける働きを持つため、美容のビタミンとも言われることがある。
不足すると、口内炎や眼精疲労、白内障、生殖器の炎症などの症状がでて、ひどい場合には成長が止まってしまうことも。
高脂肪の食事で消費されてしまうため、脂肪の多い食事はほどほどに。
特に妊娠中の女性や成長期の子どもさんには積極的に摂ってほしいビタミンである。
ただし、過剰摂取によって、まれにかゆみやしびれ、焼灼感などを感じることもあるので、極端な過剰摂取に走らないように。
また、ビタミンB2を大量に摂取していると抗ガン剤の効果が軽減するので、抗ガン剤(抗腫瘍薬)を服用している場合は必ず医師と相談したうえで利用する。
B2が尿に排泄されると尿が黄色くなるため、びっくりされるかたもいるが、尿の色の黄色になる変化については特に心配はいらないので安心してほしい。
B3(ナイアシン、ニコチン酸ともいう)は広く食品に含まれるので、通常、日常の食生活から適度な量を摂ることができる。
また、過剰摂取で神経過敏、頭痛、腸けいれん、悪心、下痢などの副作用や、顔が紅潮してかゆくなるフラッシングという症状がでるが、通常の食事で摂りすぎてしまうことは、まずない。
バランスのとれた食事で十分補えるビタミンである。
働きとしては糖質や脂質の代謝を促し、それにより、血行が改善され、脳神経の働きを強めたり、抗ストレス作用を示すとされる。
B5(パントテン酸)もB3(ナイアシン)同様、通常の食生活の中で摂ることができるので、不足による欠乏症が出るということは、ほぼないと考えてよいだろう。
ただし、お酒やコーヒーを飲むかたはB5(パントテン酸)を多く消耗してしまうので、未精製の穀類や朝食用シリアル、マルチビタミン・ミネラルといったサプリメントで多めに摂取するといいだろう。
B5(パントテン酸)の働きは脂肪酸や糖がエネルギーになるときに必要なビタミン。
また免疫力や自律神経の働きを高める作用も認められている。
B6はタンパク質の形成、性欲増進、毒物解毒作用、精神の安定といった働きに関与している。
また今日の食生活では生鮮食品を食べることが少なくなり、かつ食品添加物の摂取で消耗されやすいビタミンのため、不足しがち。
欠乏すると脂肪肝や動脈硬化、足が急につったり、といった症状が出てくる。
食品としてはビール酵母や小麦胚芽、マグロ、レバー、サバ、サケ、きなこ、玄米、ソバ粉などに含まれている。
神経障害の予防をしてくれるビタミンだが、過剰摂取すると、神経症状(安眠ができない、夢を思い出せないなど)を引き起こす可能性がある。
B12は赤血球の形成と再生を促し、細胞の代謝を促進する働きがあるため、貧血を予防したり、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与していることから、末梢神経の傷の回復にも効果があり、腰痛や肩こり、手足のしびれなどの症状にも利用されている。
また、赤い色の目薬などにも眼精疲労に対抗するビタミンとして利用されていることも多い。
B12は胃液から作られる糖たんぱくと結合して吸収される特性があること、レバーや卵黄、マグロ、ヒラメ、タラ、チーズ、ホタテなどといった動物性の食品にしか含まれていないことから、ダイエットしている人や、胃の手術後などは絶対的に不足してしまう。
欠乏すると脳障害や痴呆など脳や神経の老化を早めてしまうので、積極的に摂っていきたい成分である。
また、脳の神経に関与することから不眠症にも効果があると言われている。
以上のように、多種多様な働きをもつビタミンB群。
しかし、どのビタミン、ミネラルにもいえることだが、偏っての摂取が一番の問題である。
効果的に摂るのであれば、ビタミンB群がミックスされたサプリメントを摂ることをおすすめする。
B群のビタミンには相互作用があるため、全部いっしょに摂取することで、より効果が期待できるからだ。
また、アルコールを飲むときや、ストレスの多いときは特に摂っていただきたいビタミンである。

