ガゼイン・フォスフォペプチド(CPP)


改善が期待される効能・効果(個人差あり)

貧血予防,骨粗鬆症予防


ガゼイン・フォスフォペプチド(CPP)

ガゼイン・フォスフォペプチドとは牛乳に含まれるペプチドの一種で、カルシウム分の吸収を助ける働きがある。


カルシウムの項でも述べたとおり、カルシウムは骨や歯を作り、神経伝達などに関与するミネラルであるため、しっかりと摂取しておきたい栄養素である。

カルシウムが多く含まれている成分としては牛乳、チーズ、ひじき、小魚などが挙げられるが、実はヒジキや小魚からのカルシウムの吸収率は牛乳のそれと比較して低い。

それはカルシウムはもともと水にはほとんど溶けないのだが、

酸性にかたよると、わずかに溶ける。

しかし、体内でカルシウムが吸収される臓器である小腸はアルカリ性に傾いているため、ヒジキや小魚からのカルシウムの吸収はあまりよろしくない。


反面、牛乳のカルシウムが吸収されやすいのは、二つの理由があり、ひとつは牛乳に含まれるラクトース(乳糖)が小腸にいる乳酸菌に食されることにより乳酸ができる。

乳酸によって、腸内が酸性に傾き、カルシウムが吸収されやすくなるのである。

もう一つの理由は、牛乳由来のガゼイン・フォスフォペプチドとよばれる成分のおかげである。

CPPとも言われ、これが腸内に存在するとカルシウムは吸収されやすくなる。

ちなみに、小魚やひじきにはこのガゼイン・フォスフォペプチド(CPP)のもととなるガゼインが存在しないため、吸収率が悪いのである。


なので小魚やひじき、野菜類のカルシウムを効率的に摂りたいのであればこのガゼインを含むもの、牛乳や豆類もいっしょに摂ると良い。

また、このガゼイン・フォスフォペプチドは鉄の吸収も助けるので、

鉄分をより効率的に摂りたいのなら、いっしょに牛乳や豆類を摂ると良い。

目安としては牛乳200mlが一日分。


ちょっと話がそれるが、牛乳がからだに悪いという説が数年に一度のペースで取り上げられているように思う。

真偽のほどは正直、まだはっきりしていないというのが本当のところだろう。

しかし、実際、牛乳は栄養豊富であり、適度な量を飲む分には問題ないのではないだろうか、と個人的には考えている。


問題なのは牛乳に限らず、ある特定の食品(もしくは成分)を取り上げて

これは体によい、これは体に悪いと、

過剰に摂取したり、摂るのをきっぱりやめてしまったり、という行為そのものではないだろうか。


何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。

バランスの良い食事をちゃんと摂っていれば、こちらで紹介しているようなサプリメントさえ摂る必要はないのではないか、とわたしは考えている。

あくまで普段のバランスのとれた食事や生活習慣が健康のベースとなるのである。



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